車椅子で外食するのって、
「ちょっとカフェに行くだけ」
「友達とご飯に行くだけ」
その “ちょっと” が実はすごくハードル高い。
段差、席の狭さ、トイレ、通路の幅。
行ってみてから困ることが多くて、僕も何度か「これは無理だ…」と諦めて帰った経験がある。
でも、事前にポイントさえ押さえれば、外食のストレスはかなり減る。
ここでは、車椅子ユーザーの視点から「良いお店の選び方」と「失敗しないコツ」をまとめた。
似た境遇の人の“安心材料”になれば嬉しい。
■1. 店に入れるかどうかは「段差と入り口の幅」でほぼ決まる
まず外食で最重要なのが 入り口の段差と幅。
段差があるから入れない店、驚くほど多い。
チェックポイント
- 段差は何センチあるか
- スロープはあるか
- 自動ドア or 手動ドアか
- 入り口の幅が70cm以上あるか
ただの5cmの段差でも、キャスターが引っかかって転倒リスクになることもある。
Googleマップの口コミで
「バリアフリー」「車椅子」
このワード検索はかなり使える。
■2. 店内の“通路の広さ”はめちゃ大事
入れても、曲がれない。
進めても、席に着けない。
これけっこうある。
通路のポイントはここ:
- 回転できるスペースがあるか
- 車椅子がすれ違える幅か
- 通路に椅子が置かれていないか
- 混雑時は動けなくなる構造ではないか
とくに細長い居酒屋や席が密集している店は注意。
■3. テーブルの高さと“足元のスペース”が快適さを左右する
車椅子で座ると、普通の椅子より身体が前方に固定される。
だから、テーブルの脚の位置が重要になる。
ここがポイント:
- 車椅子がテーブル下に入るか
- 天板までの高さが70cm以上あるか
- テーブルの天板に足が当たらないか
高さが合わないと、食べづらいだけじゃなく腰や肩が痛くなる。
■4. トイレのバリアフリー度は“安心感”に直結する
トイレは本当に重要。
入れない店だと長時間の滞在は難しい。
- 車椅子対応トイレがあるか
- ドアはスライド式か
- 中で回転できる広さがあるか
- 手すりの位置は左右どちらか
特に「外食=水分を摂る機会」だから、トイレ事情は避けて通れない。
■5. 意外と盲点:注文方法(タブレット表記の見やすさ)
最近多いタブレット注文。
でも、タブレットが遠い位置にあると手が届かない。
ポイント
- タブレットが可動式か
- スタッフ呼び出しボタンが押しやすい位置か
- メニュー表の文字が小さすぎないか
意外とここが快適さに大きく影響してくる。
■6. 人混みが苦手な人は“時間帯調整”が最強の解決策
車椅子だと、混雑していると本当に動けないし、人との接触が怖い時もある。
なので、僕はよく時間帯をズラす。
おすすめ時間帯:
- 平日15時〜17時(カフェ、ファミレス)
- 平日11時前、または14時台(ランチ)
- 土日はオープン直後が安全
混雑を避けるだけで精神的にも身体的にも疲れにくい。
■7. 予約時に“ひと言伝える”だけで気持ちがラクになる
電話するのはちょっと勇気がいるけど、店側は案外協力してくれる。
伝えるポイントはこの2つだけでOK:
- 車椅子で行きます
- 通路が広めの席をお願いしたいです
これで当日のストレスが大幅に減る。
■8. 車椅子に優しいジャンル・チェーン店はある程度“鉄板”
経験上、比較的入りやすいのは…
- ファミレス(ガスト・サイゼ・ジョイフル等)
- ファストフード(マック・モス・バーガーキング)
- 大型ショッピングモール内の飲食店
- カフェチェーン(スタバ・ドトール・タリーズ)
逆に入りにくいのは…
- 個人経営の小さな居酒屋
- 階段のみの2階店舗
- 古い建物のレストラン
もちろん例外はあるけど、傾向として参考になるはず。
■まとめ:外食は「準備」で自由度が変わる
外食って本来はもっと気軽で自由でいいはずのもの。
でも車椅子生活だと、ひとつの段差やトイレ事情がその日の楽しさを左右する。
だからこそ、
ちょっとした下調べと小さな工夫
それだけで外食はずっとラクになる。
「外食=疲れるイベント」ではなく、
「外食=楽しめる時間」
に変えていけたらいいよね。
あなたの次の一食が、楽しい時間になりますように。

